平成19年1月27日 スリブリ花子 近 況
精神的に落ち着いている時と、不安な症状が交互に表れる。
落ち着いている時は、以前と変わらず、にこやかに生活できるが、不安状態の時は、精神的にパニックになり、問題行動が多く表れる。
周期は、2〜3日間具合が良く、次に3〜4日悪くなる。
少しずつ進行している。
1.
日中の生活
具合が良いときは、1日中テレビを見ている。
食欲も、普通。
悪いときは、ベットから起きないで寝ていて、昼夜逆転している。
食事に全く手をつけなくなる。
お菓子、果物は良く食べる。
2.
金銭の管理
計算が出来ないので、金銭の管理は行っていない。
お金についてはいつも気にしていて、引き出しに現金があるのを確認している。
現金を別の場所にしまって、しまったことを忘れ、騒ぐことが度々ある。
3.
薬の内服
自分から飲むことはしない。曜日ごとに、朝、昼、夜と分けて箱に入れているが、どれを飲めば良いかわからない。
いつも手渡しをしている。
4.
記憶
数時間前、1〜2日前の記憶は忘れることが多い。
予定、どこにしまったか忘れる。
ヒントを出して誘い水のように話すと、思い出すこともある。
昔のこと、数ヶ月前のことは良く覚えている。
人の名前も、思い出すことはできる。
私が外出するというのを聞くと、外出されるのを嫌がってわからないように、財布、車のキー、靴などを隠すが、隠したことを忘れてしまう。(靴がないので、出かけたと勘違いする)
財布はどこを探しても出てこなくなったことがある。
5.
理解の低下
日常の習慣的なことはできるが、考えること、前向きなこと、はできない。
テレビを見ていても、記憶が追いつかず、ストーリーは理解できていない。
出かけるときは、アドバイスして、段取りが必要。
6.
衣服
自分で選んで着るが、同じ服の繰り返し。
自分の服がどこにあるかわからないことがある。
季節感のない服を着る。
7.
料理
全くしない。
手順、味付け、組み合わせ等が出来ない。
火を使うことはない。
味見をさせると、何が足りないかは伝える。
作り方の手順を聞くと、教えられる。
包丁は、果物をむく程度。
使いたい食材が、冷蔵庫か、冷凍庫か、棚か。どこにしまってあるのかわからない。
いつも使っている調味料、牛乳等のある場所を探すこともある。
8.
食器荒い
食器洗いだけはやってもらう。
食後の片付けは行う。
きちんと洗うことはできる。
食器を決まったところに片付けることが出来ない。
9.
洗濯
洗濯は好んで行う。
1日に2〜3回も洗濯機を回していることもある。
タオル数枚でも溜まると洗濯をする。
乾いた洗濯物をたたむ。どこにしまうのかがわからない時がある。
10.
掃除
犬の毛が目立つようになると、り1週間に1度程度、自分から掃除機をかける。
風呂、トイレ、等の掃除はしない。
11.
排尿、排便
介助することなく、すべて自分でできる。
12.
歯磨き・洗顔
具合が良い時は、夜は自分で磨く。悪いときは、磨かない。介助はしていない。
13.
入浴
入浴は好きなので、具合が良いときは、自分から入る。
悪くなると、何日も入らない。
体を洗えているかは、確認していないのでわからない。
14.
食事
介助の必要はない。
但し、悪くなると、食事を用意しても、全く食べない。
お菓子、果物は自分で食べる。
15.
就寝
具合が良いときは薬を飲んでいるので、寝つきが良い。
悪いときは、興奮して朝方まで寝られない。
16.
介助
自分のことはできるので介助はしていない。
出来ない場合は、助けを求めるのでなく、しないで済ます。
自分の中で、介助をしてもらう必要はなく、普通にできるという思いが強いので、手助けをされることが、傷ついてしまい、非常に嫌う。
17.
徘徊
ない。
18.
介護への抵抗
具合が良いときは、もともと素直な性格なので、協力的。
悪くなると、薬も受け取らず、食事もしなくなり、すべてに反抗して受け入れない。
19.
暴言・暴行
良いときは、にこやかで全くない。
悪くなると、夜に、起こる。
表情も一変し、朝方まで、家の中の物を投げつけたり、ひっくり返す。
但し、ガラス、危険物は投げない。布団、椅子、雑貨程度。
このところ1〜2週間は暴力的なことも出る。
掴み掛かったり、蹴ったりすることもある。
朝の4時頃になると、疲れてきて寝る。
翌日は、昼まで起きてこない。
起きた時、前日の機嫌悪さを引きずることもあるが、機嫌よくなっていることもある。
20. 悲観的
夜中に暴れだすと、いつも悲観的になる。
両親が他界しているため、一人残されたと思い込む。
一度、死にたいと包丁を持ち出したことがあるので、具合が悪いときは、包丁は隠している。
21. 認知症以外の体調。
11月に腰痛がひどくなり、今現在まで整形外科に通院してリハビリを行ってい るが、一向に良くならない。
腰痛が引き金になって、精神的な不安が強くなる。
1月中旬、夜中に腹痛があった。2日続けてあり、救急車を呼ぼうかと考えたが、様子を見た。
翌日、内科医で診て貰ったら、ウイルス系の腹痛ではないかとの診察で、薬を飲んでいる。
口臭が強くなっているので、歯科に通わせたいが行こうとしない。
22. 現在、支援を受けないで私がすべて見ています。
家で仕事をすることが多いので、見ることは出来ますが、比重が多くなってきており、負担が増しています。
私自身も、欝傾向が出ている気がします。
今は、具合が悪くなるのは夜中なので、どのような支援をして頂くのが良いのかわからないです。
本人は、認知症を自覚しているますが、他人の助けをしてもらってまで生活しようという考えはなく、ケアマネージャー様、保険師様に会うのを非常に嫌がっています。
家族以外に心を開こうとしていません。
デイサービスに行くことは、プライドが非常に傷つき、考えられない気持ちが強いです。